早くみんなで弓引きたいですね~ 投稿者:常川和浩
こんにちは。32期の常川和浩と申します。僕は、理工学部管理工学科に所属しており、KQCでは、内務・web担と副代表(と選挙管理委員会)を務めてました。就活掲示板には、歴代の先輩方のリアルな考えがたくさん載っていて、とても参考にさせてもらっていました。微力ながら僕も貢献できればと思い体験談を投稿したいと思います。
僕は、日鉄ソリューションズ株式会社というIT系(SIer)の企業に決まりました。SIerとは、システムインテグレーターのことであり、会社や団体が使うシステムを代わりに作成して提供する企業です。例えば、慶應生ならみんな使うkeio.jpは、授業に関する情報が得られたり成績が見られたり履修申告できたりするシステムです。このkeio.jpも、きっとどこかのSIer企業が作成して、慶應に納品したシステムだと思います。(もしかしたら慶應のIT部門が作ったのかも知れませんがあくまで例えの話です笑)
KQCの先輩方にもSIer企業に入社された方はそれなりにいらっしゃいます。また、ほとんどのSIer企業は学部・専攻不問でエントリーを受け付けています。
こんなテンションでいろいろ書いていたら長くなりました。息抜きがてら読んでもらえればと思います。この文章の構成は以下の通りです。
受けた企業
就活の流れ
考えてた事、意識してよかった事(8つ)
最後に
<受けた企業>
選考を受けた企業は以下の通りです。括弧つき企業は辞退したところです。
【ES/WEBテスト落ち】SCSK
【1次面接落ち】(三菱総研DCS)、(パソナ)、(パナソニックシステムソリューションズジャパン)
【2次面接落ち】ベイカレントコンサルティング、(パーソルキャリア)、(富士フイルムICTソリューションズ)、(日立ソリューションズ)
【3次面接落ち】武蔵コーポレーション
【内々定】日鉄ソリューションズ、(キヤノンITソリューションズ)、(ファミリーマート)
企業名は略さず記しましたが、カタカナが多いですね笑 非IT企業もいくつかありますが、たいていは早期選考でなんとなく受けたとこです。途中で選考めんどくなって辞退してる場合が多いですが笑
<就活の流れ>
大学3年の4月(2019年4月)くらいから、就活をはじめました。自己分析や業種職種についての勉強をしつつ、就活メディアが主催するセミナーにもちょこちょこ参加していました。
夏は、1dayを中心に様々な業界のインターンに参加しまくりました。15社くらい行きました。インターンでは、その企業や業界のことを知れるので、インターンは大学生にとってのキッザニアみたいだなぁと思ってました。夏までは結構頑張ってました。
秋から就活超ダルダルモードに突入しました。たくさんの業界を見るのがしんどくなったので11月くらいに業界を絞りました。いろいろ考えた結果、IT(SIer)業界に決めました。
11月~2020年2月の時期は、夏インターンに行った企業の早期選考、社員座談会や冬の1dayインターンにちょこちょこ参加しつつ、就活の軸を定めました。
3月の本選考エントリーが大々的に解禁された際には、何かしらのイベントに参加したことのある企業を中心に7社エントリーしました。他の人気SIer企業(某N社とか某N社など)については、選考大変そうだし多分受かんないだろなーと思ってエントリーする気力すらありませんでした。堕落しきってますね笑 それから企業をさらに少数に絞って対策をしながら選考に進んでいった結果、日鉄ソリューションズから内々定を頂き、就活を終えました。
ちなみに、学生時代のエピソードを求められた際には、新歓期に弓道体験会を実施した話、日・月輪杯のチーム決めを効率化させた話、練習や総会を運営した話など、ほとんどKQCでの体験を話していました。いろんな経験をさせていただきありがとうございました笑
<考えてた事、意識してよかった事>
“意識して良かったなー” とか “こんなことを考えてた!” みたいことを適当につらつらと書いています。参考になれば幸いです。項目ごとにまとめたので興味あるとこだけでも、眺めていってください。
IT系、SIerを選んだ理由
就活の軸
就職するか院進するか(理工の学部生向け)
学校推薦制度について(理工の就活生向け)
物事の構造を整理して話す/書く!
身だしなみ整えたら自信ついた!
有価証券報告書(もしくはアニュアルレポート)を見てより詳しい企業分析
使ってたアプリ、サイト
1.IT系、SIerを選んだ理由
理由は下記3つです。
① 今後どんな企業でもITの需要が高まるだろうし、ITを提供する側に回りたいと感じたため
② 大学のプログラミングの授業や内務・WEB担の経験からIT効率化っていいなと感じたため
③ ITスキル身につければ、いざとなれば非IT系企業(のIT部門)に転職しやすそうと思ったため
安直な理由ばかりですね笑 面接で聞かれたときには主に①②を話してました。SIer業界は今後生き残れるのか、みたいな言論もあって少し悩みましたが、自分なりにいろいろ考えてこの業界に決定しました。その詳細は割愛します笑
2.就活の軸
業界をIT系に絞った上で、以下3つの軸を定めて企業を選びました。当たり前のことですが、面接の際には、自分の就活の軸と受ける企業にマッチしているということをわかりやすく説明できると、志望度の高さをアピールできると思います。
① 一緒に働く人たちが良い人たちかどうか
② 技術力やITスキルがしっかり身につくかどうか
③ 経営・業績に安定性がありかつ今後も成長していくかどうか
3.就職するか院進するか(理工向け)
僕は学部卒で就職することにしました。その表向きな理由は、システムエンジニアとしてキャリアを歩むなら必ずしも大学院に行かなくてもよくて、それなら早く入社してどんどん社会人として頑張ろうと思ったからです。理系なので院進せずに就職する理由を面接でよく聞かれましたが、こんな感じで答えていました。
でも本音は、研究にあまり興味がない自分にとって大学院の2年間は辛すぎるだろうし、ならもう就活しようと思ったからです笑 就活するのも乗り気ではなかったですが、院進しても自分は文系就職するだろうし、結局ちゃんと就活しないといけない、なら腹括ってこのタイミングで就活やろう!と決断しました。
ただ、修士卒だと、技術職や研究開発職の仕事にも応募することができたり、学部卒でも応募できるような職種において学部卒よりも初任給が高かったりするメリットがあります。
理工の学部生の中には、あまり深く考えずに院進しようと思っている人もいると思います。ですが、自分は研究に意欲的に取り組めるだろうか、自分がやりたい職種に就くには大学院を出た方がいいのか等、早い時期からいろいろ考えると良いと思います。もちろん、就職とか抜きにして純粋に研究をやりたいという人は、修士課程・博士課程に進んで学びを続けた方が良いんだと思います。なんにせよ、就職か院進を決める時くらいは、自分のやりたいことや特性についてしっかり考えてみるといいと思います。
4.学校推薦制度について(理工の就活生向け)
理工の学部生/院生の就活生は一度、志望企業が学校推薦企業一覧に載っていないかどうか、載っていたら自分の学科系統が該当するかどうかを確認した方がいいと思います。もし該当していたら、おそらく学校推薦を使うことになります。学校推薦を利用して内々定をもらうと辞退ができなくなるので注意が必要です。また、内々定後に学校推薦を求められる後付け推薦のケースもあるので要注意。
自分は当初、文系職種に就くだろうと思っており、学校推薦使うつもりは一切ありませんでした。しかし、選考途中に企業側から学校推薦書を提出するよう言われて、慌てて準備して提出しました。びっくりでした。
学校の就活ガイダンスや矢上キャンパス学事のHPで、学校推薦についての詳細がわかります。利用するつもりなくても、ひと通り確認しておきましょう。
5.物事の構造を整理して話す/書く!
因果関係、並列関係や目的・手段といった物事の構造を日常から明確にすることを意識しました。例えば、"志望動機は2点あります。1点目は..."とか、"まず目的は○○、これを達成するためには☆☆、そのためには..."とか、"結論から言うと..."といった感じで、伝える内容の大枠や構造を先に示して明確にさせるやつです。(伝わるかな?)
これは、ESで文章書く時やグループワークの発表、面接での受け答えの際に非常に意識しました。なんかいかにも優等生クンな感じがしてはじめは嫌でしたが、論理構造がわかりやすく伝わるし、何より自分の考えの整理がしやすいです。もちろん普段の会話ではこんな風に話さなくてもいいと思いますが、就活してる最中はこれを意識して話すと論理的にわかりやすく伝わります。日頃から意識して慣れていくといいと思います。
6.身だしなみ整えたら自信ついた!
就活の際には身だしなみにそれなりに気をつけてました。スーツは大学入学時に買ってもらったのですが、サイズが少し大きく野暮ったい感じでした。なので、サイズぴったりのスーツをオーダーしました。オーダーといってもイージーオーダーという簡易的なオーダーメイドだったので価格は4,5万円くらいでした。それでも高い金額ではありますが、ちゃんとしたスーツなら社会人になっても着られるし、未来への投資だ!と考え、思い切って買いました。サイズぴったりで良い感じのスーツが届いてテンション上がりました。
ネクタイも安っぽいものが嫌だったので、1本2,3千円くらいのちょっと良いやつを買いました。ネクタイを付けるときは、ちゃんとディンプルを作ったり、長さがちょうど良い位置(ベルトのあたり)にくるようにしたり、タイピンを付けてズレないようにしたりしました。また、髪型は頑張って前髪を上げるセットをして、眉毛もシュッとさせました。
こうやって、身だしなみを自分なりに整えていった結果、自信がつきました。スーツ着てちゃんと整えてる時の方が、普段の時よりも明るく振舞えた気がします。周りからの反応はわからないので完全に自己満足でしたが、ちゃんと整えてよかったなあと結構思っています。
7.有価証券報告書(もしくはアニュアルレポート)を見てより詳しい企業分析
有価証券報告書とは、売上や利益などお金の収支についての表(財務諸表)が載っているやつです。上場企業はHP等で掲載してます。投資家向けの情報なので、割と正確に書かれています。
実は財務諸表以外にも、その会社の事業の種類や、業績のこれまでの推移、今後の展望、課題やリスク等の内容が載っています。僕は、このあたりの内容を企業分析として見ていました。企業のパンフレットや説明会の内容と併せて読むと、企業理解がとてもしやすかったので、ESを書くときや面接の前日とかによく見てました。
メインの財務諸表は、ざっくりとしか見ていませんでした笑 財務諸表の見方がわかる人は財務面もチェックして、志望企業がどんな経営をしているのかを詳しく把握するのも楽しいかもしれません!
8.使ってたアプリ、サイト
いろんなアプリ(外資就活、iroots、OfferBox、ニクリーチ、就活会議など)に登録して試していましたが、メインで使っていたものは下記の通りです。
ONE CAREER・・・就活アプリ。選考のフローとその体験談、ESの出題内容と回答例等の情報がたくさん載ってるのでめちゃくちゃ見てました。本当にお世話になってました。ちなみに、ONE CAREERに自分の選考体験談やESの回答例を投稿して承認されると、Amazonギフト券が貰えます。僕もたくさん投稿して稼ぎました!!!
ビズリーチ・キャンパス・・・就活アプリ。本来はOBOG訪問のアポイントがとれるのが売りのアプリです。プロフィールをしっかり登録すると、色んな企業からイベントやインターンのスカウトが来るので、そのために利用していました。ちなみにOBOG訪問は一度も行ってないです。。。笑
OpenWork・・・社員が投稿する企業口コミサイト。様々な企業の、良い点・悪い点・年収・制度等のいろんな情報に関する社員の生の声が掲載されています。辛口な意見も結構載っています。企業のHPや説明会だけではわからないような企業イメージをつかむ上で、参考にしていました。口コミサイトなので書かれている情報を鵜呑みにしてはいけないのは勿論ですが、個人的にはこのサイトおすすめです。
リクナビ、キャリタス・・・就活アプリ。このアプリを通して、いろんな企業のインターンや本選考のエントリーをしました。
<最後に>
僕は就活してるときに、優秀すぎる就活生を見たり訳わからんワードに出くわしたりすると、“自分じゃ到底無理だな~”ってなって、モチベ下がったり劣等感が強くなったり辛くなったりすることがよくありました。特に3年生のときは授業や課題もかなり忙しく、常に心の余裕が皆無の状態でした。しんどかったです。
でもまあなんとか乗り越えられたのですが、その理由は大きく2つあると考えています。1つめは、割と早めに就活を始めたからだと思います。いろんなセミナーに参加して就活をする上でのポイントを早めに知れましたし、自己分析をじっくり準備できたのも良かったです。また、1dayインターンに行きまくったおかげで、面接やグループワークの場にも慣れていったと思います。就活は早く始めるに越したことはありません。自己分析や業種職種についてのお勉強は3年夏のインターン前でもできますし、なんなら1,2年生のうちでもできます。長期インターンに参加するのも良いかもしれません。もし就活に漠然と不安を抱えているなら、少しでもかじってみるといいと思います。
そしてもう1つの理由は、先輩方や同期のみんなに頼ることができたからだと思います。就活について色々質問したりESを添削してもらったり愚痴を聞いてもらったりと、本当に助けられました。協力してくださった方々には感謝してもしきれません。後輩の皆さんも、1人で抱え込まずに、先輩や同期に気軽に頼りまくって就活を進めるといいと思います!僕で良ければ、いつでも何でも相談に乗りますよ~!
皆さんが、納得のいく就活ができることを願っています。頑張ってください!!!