新卒の就活を終えて 投稿者:山崎都久
こんにちは。29期の山崎都久です。
無事、就職活動を終えることができましたのでご報告いたします。
来年度より大林組(事務系)で働くことになりました。
あまり聞きなれない会社かもしれませんが、年間の売上が1兆円を超える建設会社です。スカイツリーや六本木ヒルズを建てたことで有名です。
以下、選考を受けた企業です。(括弧は選考辞退)
<ES落ち>
鹿島建設、東レ、三井化学、東京メトロ、商船三井
<GD落ち>
旭硝子、東急電鉄、三菱地所
<1次落ち>
JP.モルガン、CITIバンク、清水建設、JFEスチール、(三菱ケミカル、新日鐵住金、森ビル、日本郵船)
<二次落ち>
竹中工務店、(川崎汽船)
<三次落ち>
日本銀行、(大成建設)
<最終落ち>
野村アッセトマネジメント、日本政策投資銀行、三井不動産、(JR東日本?)
<内定>
大林組、(みずほ総合研究所「エコノミスト部門」、レイスグループ)
※括弧が多いのは志望度の高かった大林組から比較的早期に内定を頂けたためです。
こう見ると自分でも色々な業界を受けていたなと思います。会社選びの基準としては「人々の生活基盤を支えられるような仕事ができる会社」でした。その意味で、野村アッセトマネジメントとみずほ総合研究所は完全にノリで受けていました。
この中でも建設業界はほぼ第一志望でしたので、自分なりに満足のいく結果になったと思っています。(正直デベロッパーの志望度は高くなかったのですが、三井不動産は、作った街を見たり面接を受けているうちに志望度が上がり、事後的に第一志望になっていました。)
以下、私からの拙いアドバイスにはなりますが、参考になれば幸いです。
① コミュニケーションを見直してみよう
皆さんも就職活動をするとわかると思いますが、コミュニケーション能力にはいくつかの種類があります。中でも、「聞く」コミュニケーション能力と「わかりやすく伝える」コミュニケーション能力は就職活動で大事になってくると思います。前者がなくては質問に対する答えにならず、後者がなくては何を言いたいかが全く分からないということになってしまい、どちらにせよ会話のキャッチボールができず面接官を困らせてしまいます。
これらの能力は数日で身に付くものではないので、日々の友人との会話の中で意識していくことが大切だと思います。僕も年が明けたあたりから友人との会話の中で意識するようにしました。加えて、話の上手いテレビのコメンテーターや大学の先生の話し方を真似するようにしました。その結果、最終面接前に人事に今までの面接のフィードバックをもらう時間があるのですが、そこで「話がとても分かりやすい」と評価されていました。なので日頃からの訓練でかなり差は付けられると思います。
② 勉強をしっかりしよう
僕も色々な業界を受けていましたが、大学で何を研究しているかはどこでも意外と聞かれます。ノリで受けていたみずほ総合研究所と野村アッセトマネジメントが最終面接や内定まで登りつめられた理由は、そこそこ勉強していたからだと思います。また、集団面接で體育會と一緒になった時は、勉強をしっかりしたことを伝えられると差別化がはかれますし、アカデミックな質問に対して余裕を持って答えられれば印象はいい意味で変わると思います。集団面接で財政について研究していると言った子が、日本の国家予算を聞かれて、3兆円くらいと自信なさげに答えたときは面接官も苦笑いでした。
③ 多くの業界の人の話を聞いて多くの選択肢を持つようにしよう
就職活動ほど多くの業界の人の話を聞ける機会はないと思います。この期間を有意義にするためにもより多くの業界を見ることをお勧めします。自分の行きたい企業が意外な業界と関わっていて面接での話のネタになるかもしれません。私自身は民間の金融機関で働く気は全くなかったのですが、金融を学ぶことに興味はあったので証券会社や銀行の説明会には行ってみました。実際、この話は面接でも話のネタになりました。
また、面接の際にも「山崎君の考えだとこういう業界も合いそうだけど考えなかったの?」とか、「大学院に行くこと考えなかったの?」と聞かれたときに説得力のある返答をすることができます。
最後に 人口減少と日銀の大規模な非伝統的な金融政策の影響で、「バブル期を超える人手不足」や「空前の売り手市場」と世間では言われていますが、慶應生が受けるような大企業はいつの時代も買い手市場であることに違いはありません。もちろん大企業や有名企業に入ることが正解もしくは偉いなどと幼稚でレベルの低いことを言うつもりは全くないです。しかし、そのような企業に入りたかったのに入れないといった悔いの残る就職活動にしてもらいたくはないです。それを防ぐには早めに動き始めることが重要だと思います。端的に言うならばspeed is powerです。