遅くなりましたが 投稿者:渡邉和敬
こんにちは、26期の渡邉和敬です。わちゃです。
無事に就職活動を終えることができましたので、遅ればせながら報告させていただきます。
来年度より、国土交通省(総合職事務系)で働くことになりました。
運輸に建設に観光と、国土に関することなら何でもこなす官庁です。海上保安庁や気象庁も国土交通省の外局だったりします。
インフラ整備や国土の保全・開発といったローカルな視点を持つ一方、インフラ輸出や外国人観光客の呼び込みなどグローバルな視点も持ち合わせているところに魅力を感じていました。
窓の外を見て、国土交通省が関わっていないものはありません!
国土交通省には多くの職種がありますが、総合職事務系では予算や法律などのツールを駆使し、日本の現状の問題点の解決や将来の利益確保を図っていきます。また2~3年おきに異動があり、本省勤務の他にも地方整備局や外国の大使館、大学院留学などさまざまな経験を積ませてもらえるところが特徴です。
以下、私が受けた企業・官公庁です。括弧内は辞退したところです。
【ES・筆記落ち】JR東日本、東急電鉄、東武鉄道、小田急電鉄、京王電鉄、日本郵船、鹿島建設、日本政策投資銀行、三菱重工業、富士重工業、新日鉄住金エンジニアリング、大和総研、JICA
【リク面落ち】JR東海、大成建設、大林組、日本銀行、農林中央金庫、新日鉄住金、JFEスチール、IHI、川崎重工業、メタウォーター
【1次落ち】東京メトロ、三井不動産、UR都市再生機構、三井物産、農林水産省
【2次以上落ち】三菱地所、三菱商事、三菱東京UFJ銀行、(商工中金)(松井証券)(共同カイテック)(東京都庁)(環境省)
【内定】国土交通省
公務員試験自体は3年のときに受かっていたので、視野の拡大と省庁の面接(官庁訪問)練習を兼ねて積極的に民間就活をしていきました。企業説明会では業界を絞らずあらゆる会社を見て回りましたが、結局ES提出は国土交通省の所掌分野+金融と重工メーカーがメインになりました。
拙いアドバイスをいくつか。
①説明会にたくさん行こう
1年のときから官僚志望だったため、当初は民間就活を単なる面接練習の場としかとらえていませんでした。しかし説明会やリクルーター面接を通して、業務内容や企業の魅力を知るうちに「ここでなら働いてみたいな」という業界や企業も出てきました。内定を獲得するため以上に、本当に自分が満足できる仕事を探すため、業界を絞らず広い視野を持って就職活動に臨むべきでしょう。
俗な話をすると、説明会参加の回数で選考ルートが変わることもあります。特に金融業界では説明会に十分な回数行っていないと門前払いのケースも……
②自己分析をして、自分を積極的に売り込もう
自分の特長や過去の経験を改めて整理することで、私のこういうところを活かし御社ではこうこう役立てます、といったアピールができるようになります。実際、面接では学生生活での自分の役割や体験談などを必ず聞かれます。
下手な付け焼刃では話がしどろもどろになってしまいがち。ありのままの自分を売り込むためにも自己分析は大事です。
③企業分析をしっかりしよう
個人的にはこれが一番重要だと思います。企業の業務内容や理念、社風や強みなどを理解することで志望動機はより説得力を持ったものになり、面接では効果的に自分を売り込めるようになります。自分の選考状況を見ていても、「数うちゃ当たるだろ」とろくに企業分析をしなかった時期(鉄道業界などESの締切が早い企業)と、キチンと分析をした時期(金融業界や官公庁)では選考の進み具合が明らかに違っていました。
そして国土交通省の面接において特に思ったことですが、自分が将来働いているイメージを基に「将来やりたいこと」「現状の問題点」「どうしてほかの場所ではなくここなのか」を素直に、かつ熱意を持って話すことが内定につながっていくと思います。
最後に。 KQCは就職活動の息抜きの場として本当にいい場所でした。皆さんとお話できる場は数えるほどしか残されていませんが、引き続きよろしくお願いします。国家公務員を目指す方がいらっしゃったらいつでも相談にのります!